久しぶりに逢うあなたは
知らないうちに大人びて
まるで違う人のよう
あなたの成長が嬉しい反面
手が届かないほど遠くに
行ってしまうようでとても淋しい
いつまでも変わらぬ笑顔で
私を訪ねて下さい
私はここで変わらぬ笑顔で
あなたを待っています

きらきら光る並木道 ふたりでただ歩いていた
風が吹くたび ふたりの足元に 落ち葉が舞い降りた
それはまるで ふたりの恋の始まりの様だった
きらきら光る並木道 ふたりでただ歩いていた
風が吹くたび ふたりの足元の 落ち葉が消えた
それはまるで ふたりの恋の 終わりの様だった

物事に取り組んでいる時の真剣で険しい表情
屈託のない子供みたいに思いっ切り笑う顔
鍛えて日焼けした固い筋肉質な身体
慎重に言葉を選ぶ穏やかな話し方
そんなあなたの全てが大好き
あなたという人間を尊敬している
あなたという人に出逢えて良かった
―ひとりの人間あなたが愛しい―
私は今ひとりで
あなたの存在の大きさを痛感している

乗り越えられないものがある
乗り越えられないはずなのに
ある日突然 乗り越えていた
乗り越えられないと思っていたものが
いつのまにか 私より 小さくなって
私がそれより 大きくなって
気がついたら
乗り越えられないものは
どうでもいいものに なっていた

あなたの全てを知りたいけど
知りたくない
だってあなたの全てを知るって
あなたの過去も未来も
私への愛の深さまでも
解ってしまうから
知りたいけど知るのが恐いから
知りたくない

あなたは私に逢うたびに必ず誉めちぎる
そりゃ誉められて悪い気はしない
でも明らかに自分で「これは…」と
思うものまで誉められると
あなたの本心は
一体何処にあるんだろうってたびたび思う
たびたびが重なった今
私はあなたを信用出来ない人
そう感じてる

君が悲しい時
迷った時
楽しい時
嬉しい時
いつだって私は傍に居るよ
だって君が好きだから
だから孤独だなんて言わないで
だからそんな淋しい瞳をしないで